フィルムコミッションの映画撮影への貢献度調査
調査実施:全国フィルム・コミッション連絡協議会
──日本映画の約70%にフィルムコミッションが撮影協力──
 
昨年日本で公開された長編劇映画115作品の内、全国フィルム・コミッション連絡協議会加盟FCが撮影支援した作品は79作品、全体の68.7%に及んだ結果となりました。
またその内、全国配給会社11社が配給した61作品の内、48作品(78.7%)がFCを活用していることになります。とりわけ、角川映画、日本ヘラルド、ギャガ、シネカノンの配給したすべての作品が、FCの協力作品でした。
なお、邦画大手配給3社の利用度は、東映90%、東宝81%、松竹77%です。

調査方法:キネマ旬報決算特別号掲載の04年公開作品資料から長編フィルム上映作品115作品を全国の加盟76FCに示し、実際に撮影が行われた支援作品として回答があったものを集計した。(回答62FC)
 
多くのFCを活用した上位10作品──崔洋一 VS 北村龍平
 最も多くのFCを利用した作品は、『血と骨』(崔 洋一監督)と『ゴジラFINAL WARS』(北村龍平監督)で、9FCの地域で撮影されました。
 
  協力FC数 作品名 監督
1位 9 『血と骨』 崔 洋一監督
『ゴジラFINAL WARS』 北村龍平監督
3位 5 『いま、会いにいきます』 土井裕康監督
『海猿』 羽住英一郎監督
5位 4 『隠し剣 鬼の爪』 山田洋次監督
『デビルマン』 那須博之監督
『透光の樹』 根岸吉太郎監督
『ああ!一軒家プロレス』 久保直樹
『ロード88』 中村幻児監督
『半落ち』 佐々部 清監督
 
■集計データ(05年4月調査)
  FC協力作品 FC協力なし
長編劇映画115本中 79 36
全国配給11社作品61作品中 48 13
(内訳)
東宝 13 3
松竹 10 3
東映 9 1
シネカノン 6
日本ヘラルド 3
角川映画 2
アスミック・エース 2 2
ギャガ・コミュニケーションズ 2
ケイエスエス 1 1
ユーロスペース、アルゴピクチャーズ 3
その他54 31 23

 

 
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