<製作に関する情報交流、体系化>
 Step1:ロケ写真、動画映像のデータベースの共有
各フィルムコミッション別にロケ資料の保有に差があり、ロケ写真が膨大であることを考慮し、すぐにAFCNet次元でのロケ資料の収集というよりは、各会員が保有しているデータベースの共有に重点をおく。
 Step2:アジア地域の映画関係者、インフラ情報の体系化への第1段階を実施
映画、映像を撮影するのに必要な各分野別の映画関係者、及び各種インフラの中で、プロダクションチームの海外ロケ時に最も必要とする下記の4つの部分のカテゴリーをはじめとして情報収集して交流する。
(A)ロケサービス: フィルムコミッション/ロケサービス会社/ロケマネジャー
(B)機材レンタル: カメラ/照明/クレーン、ドーリー/ジェネレーター
(C)ポストプロダクション作業: 現像/音声/CG
(D)その他: 生フィルム販売/車両/小物など
 Step2-1:海外ロケのためのプロデューサー、コーディネーターの発掘
海外ロケ撮影において、現地プロデューサーの雇用はロケ撮影の成否や質的な出来を左右する最も重要な要素だということができる。
 
<映画関連法律、制度などの交流及び改善>
 Step3:アジア地域での撮影環境に関する情報の分かち合い 第1段階実施
アジア地域の法律、保険、税金など、膨大で多様な環境の中で海外プロダクションチームが最も必要とする情報を下のカテゴリーを中心に1次データの収集をして分かち合う。 (A)通関、関税: 映画機材の搬入、搬出/フィルムの搬入、搬出/映画関係者のビザ発給
(B)保険: 各種の保険商品の情報 (機材の保険、人に対する保険、ロケ撮影場所の保険)海外プロダクションチームの保険加入の可否/基本的な価格に関する情報
(C)税金: 地域の基本的な税制度/プロダクションチームに対する税金の恩恵、インセンティブ
(D)許可:撮影許可の有無/許可が必要な撮影の種類/主管機関/書類や手続きの仕方
(E)フィルムコミッションの支援範囲: ロケ資料の提供/ロケハンティング支援/警察、消防など、地域機関の支援/特殊撮影(道路の占有、爆破など)の許可や支援など、各フィルムコミッション別に多様な支援範囲を細部化
 
<アジア地域のフィルムコミッション育成及び教育の支援>
 Step4:「アジア的フィルムコミッション」の標準化及び拡大作業
アジア地域には、地方自治体により設立され「地域での映画撮影の誘致及び支援」という本来の趣旨に忠実なフィルムコミッションだけでなく、中央政府が設立した映画振興機関や観光機関、さらに、映画制作、配給会社に至るまで、多様なかたちで映像制作支援組織が存在し、その機能を果たしている。
 
<共同の広報、マーケティング>
 Step5:2005年4月AFCI Locations Trade Showへの共同参加及びマーケティング
2005年4月にAFCI Locations Trade ShowにAFCNetが共同で参加し、AFCNetの設立及びネットワークの活用をアジア以外の地域の映画関係者に広報する
 Step6:アジアの各地域の代表的な映画祭への参加及び広報活動
香港フィルムマート、東京国際映画祭、上海国際映画祭、釜山国際映画祭など、まずはアジア地域の主要な映画祭にブースを設置したり、あるいは多様な方法で参加し、アジア地域でのAFCNet広報に主力を傾ける

 

 
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